今回、被爆者の話を聞いて、戦争映画、戦争マンガなどではわからない戦争のこと、原爆のことについて知ることができました。

 “戦争をしてはいけない” “原爆はいけないことだ”と今色々な番組や学校でいわれていますが、なぜだめなのか、どうしていけないのか、という根本的な理由があまりわかっていませんでした。今回、実際に被害にあった人の話の中に、“後悔ばかり残った”と話されている方がいました。“助けたくても助けられない”という後悔を逃げる最中に思い、治療中に“助けられたかもしれない”と後悔したと語っていました。

 また、原爆で祖父・母・姉・兄が亡くなったという方は、自分は無傷で助かり養子に出されたと語りました。2020年の夏にはじめて自分には血のつながった原爆によって亡くなった家族がいたことを知ったと語りました。もし、原爆で家族が亡くなっていなかったら・・と考えてしまうのはいけないことなのか。自分はたとえおぼえていなかったとしても○○(2字不明のため○で表現しています)をもらったときの気持ち、本当の家族がいたと知ったときの気持ち、様々な感情でいっぱいだったであろうということしか私にはわかりません。やはり体験した人でしかわからない心の傷は必ずあると思います。

 戦争を体験した人の後悔、被爆者の後悔、色々な後悔がある中、“戦争をしないために”、“被爆者を出さないために”次世代にこの思いをつなげていきたいと思いました。